国内線のLCCが欠便になってしまったら?意外に優しいLCCの救済措置

コラム

ウソ!どうしよう!国内線LCCが欠便してしまった場合

飛行機は天候の変化や、機体トラブルによって予定していた便が、欠便になってしまうことがあります。

LCCではない普通の航空会社の場合は、さまざまな救済措置「他社便への振り替え」「他交通機関への振り替え」がとられることがありますが、LCCでは基本的に天候が理由であっても、欠航時の対応の基本は「自社の後続便への振り替え」または「払戻し」のみです。

他社便への振り替えではないため、時間が大幅に送れることは必至!
さらに、他交通機関への振り替えも無理なので、欠便してしまったらたちまち、空港で立ち往生という事態になりえるのです。

実は優しい?LCCの欠便時の措置

さて、基本的な欠便への措置はやや厳しいモノがある、LCCですがチケット購入時に、保険に加入していたり、独自のプランに加入していたりする場合は、救済措置がとられることがあるそうです。

まずバニラエアの場合は、欠航理由を問わず返金または自社便振替のみですが、提携保険会社で「バニラエア保険」に加入していれば、欠航・4時間以上の遅延の場合、交通や宿泊費用の実負担額が最大8,000円まで補償されます。

あまり高いとはいえない金額ですが、提携保険の金額が2泊3日で1,040円程度という事を考えると、加入して置いて損はないでしょう。

また、ジェットスター・ジャパンの場合は、Plus/Max運賃での予約のみ、理由を問わず欠航・6時間以上の遅延が発生し、チケット購入者が払い戻さず、ジェットスターが手配した振替の航空機や交通機関を利用した場合にのみ、定額の見舞金が支払われるというように決められています。

つまり、LCCを利用して欠便のリスクを避けたい場合は、特別なプランに加入するか、保険に加入するしかないのです。

ただ、欠便になって他社への振り替えがないため、ある程度空港に長い時間滞在しなければならなくなる覚悟はしておいた方が良いのは事実でしょう。

欠便のリスクは高くない?欠便を恐れてLCCに乗らないのは損!

さて、金額が安いがために、通常の航空会社のような満足行く救済措置がないLCCですが、欠便のことを恐れてLCCに乗らないのは正直もったいない。

なぜなら、天候が原因で欠便になることはほとんどないからです。
そもそも、急な出張で、運悪く台風シーズンや大雪に見舞われてしまった場合ぐらいしか欠便を経験することはないでしょう。

ほとんどの人は天気予報を確認し「あ、飛行機飛ばないかも……」という時にはキャンセルするか、搭乗時間を変更するものです。

全くの不意な出来事で、欠便することは現代日本ではまずありえません!

現在、ふつうの飛行機にのって欠便にあってしまう可能性は、数百分の一。統計上の欠航率だけを見れば、従来の航空会社もLCCも変わりはありません。

つまり、”万が一”の事態を恐れてLCCに乗らず、高い運賃を支払い続けていることは、交通事故を恐れて車に乗らないのと同じくらい損をしているといえるのです。

欠便にあってしまったら、すみやかに次の便の予約を!

何らかの理由で予定していたフライトが遅れたり、欠便になってしまったりすることはあります。日本ではめったにないことですが海外では良くあることで、このせいで飛行機に乗れなかった、という方は少なくありません。

ただ、海外と違い日本では欠便になっても移動手段は豊富にありますし、欠便になっても、すぐ次の便が出航出来ることがほとんどです。

1番良くないのは、欠便になったからといって、職員に怒鳴りこんだりして、心象を悪くすることです。欠便にあっても冷静に対処し、次の便の手配を依頼すれば、例えLCCであっても、きちんと対処してくれます。

本来ならば欠便はないのが当たり前ですが、何らかの要因で欠便を経験してしまった場合は、これらのことを思い出して、欠便による遅れを取り戻してくださいね!

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