日本人にとって、習得が難しい言語堂々の一位はアラビア語だそうですが、日本語を第一言語としない外国人にとって世界一とまでは言いませんが、習得が難しい言語のひとつに日本語がランクインしているってご存知でしたか?
ちなみに、米国ウェブ公式サイトでは「英語を母国語とする人にとって非常に難しい言語 超難関言語」として日本語が世界でもっとも難しい言語のひとつとして紹介されています。
まあ日本人にとっても、例えばすじこといくらの違いって難しかったりしますよね。そこで、この記事では外国人が難しい言語だと感じる日本語のポイントを調べてみました。
外国人が日本語を難しい言語だと感じるポイント
それでは外国人が難しい言語だと感じる部分を細かく説明していきましょう。
文字の種類
日本語には「ひらがな」「カタカナ」「漢字」の3種類の文字があります。実は、日本語以外で、3種類の異なる文字を使い分けている言語ってないんです。「なんで3種類も使うの?」「どうやって3種類を使い分けるの?」と難しい言語だと感じるそうです。
漢字の読み方
漢字には、音読み、訓読み、特殊な読み、固有名詞などとにかく読み方が多いですよね。常用漢字に指定されている漢字は、2,136文字。まずは、これを覚えることがとにかく難解だと感じるそうです。
使用語彙数
日本語には、「和語」「漢語」「外来語」があります。他言語に比べ、日本語の一般的なコミュニケーションには、80%でも5,000語以上の語彙が必要になります。フランス語なら1,000語で80%以上、英語なら3,000語で90%程度の一般的なコミュニケーションが可能というのを考えると日本語は使用語彙数が多いのが分かりますね。
省略されている言葉が多い
英語では原則として「主語+述語+目的語」というしっかりとした形があり、ほぼ崩れることはありません。ところが 、日本語でのコミュニケーションの場合、主語や目的語がなくても会話が成立してしまうのです。これは、日本特有のはっきり言語化しないという文化のためなのですが、外国人には曖昧すぎて推測しづらいそうです。
擬音語・擬態語が多い
日本人は、擬音語や擬態語を日常的にかなりの頻度で使用しています。そして日本語の擬音語や擬態語は5,000語以上存在しているそうです。ちなみに、中国語には300語程度、英語には170語程度ありそうですがその差は歴然ですね。
日本語の発音が難しい
発音は特に第一言語の影響を受けやすいので、第一言語にない言葉は出しづらいのです。例えば、日本人は英語の「R」「L」が発音しづらいですよね。それと同じように外国人にとって日本語の濁音や長音、促音などは発音しづらいようです。
まとめ
外国人にとって、日本語が難しい言語と感じるポイントをまとめてみましたが、いかがでしたか?
外国人にとって、日本語はとにかく覚えることが多い上に、上記以外にも文法構造や、敬語などでもつまずきやすいといわれています。そんな難しい言語と言われる日本語を第一言語として使っていると思うとなんだか誇らしいですね。
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